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不動産コンサルタント
株式会社さくら事務所 創業者 取締役会長

私の人生の目的は

『日本の人と不動産のより幸せな関係を追求し

       その思想を世の中に広めることです

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長嶋 修

長嶋 修(ながしま おさむ)

「低金利の今が買い時!」ついついその気になる文句ですね。

確かに、同じ3000万円を返済期間30年で借りるにしても、金利3パーセント月々12万6000円の支払いですが、
もし金利が5パーセントに上がったら16万1000円と、なんと3万5000円近くアップします。
30年間の総支払額では1240万円もの差ですね。

どうみても低金利のほうがおトクに思えますが実は、これはあくまで物事の一面を見たときの真理。
もう片方からはまったく逆のことが言えます。
「金利の上昇は資産価格下落の方向にはたらく」という事実があるのです。

資産価格、つまり不動産の価値は需要と供給の関係で決まります。
「次に買う人がいくらで買ってくれるのか」で決まるのです。つまりこういうことです。
もし金利が5パーセントになったら、私たちの収入が大幅アップでもしない限り、
次にあなたの住宅を買ってくれる人の購入能力は下がってしまいます。
同じ12万6000円の支払いで金利3パーセントのときには3000万円を借りることができても、
5パーセントでは2250万しか借りられません。
つまり基本的に、価格を750万円下げなければ、あなたの住宅は売れないということです。

ほとんどの方が住宅ローンを利用してマイホームを買う以上、
金利の上昇が不動産価格を下落させる圧力となることは、実は不動産業界の常識。
REIT(不動産証券化商品)やファンドの価格、投資用不動産の価格が金利上昇局面で
下落するのはそのためです。
毎月のローン支払いや家賃などは、会計学でいう「フロー(お金まわり)の視点」。
不動産では、もう一方の「ストック(資産価値)」の視点まで合わせて考える必要があるのです。

低金利とは、自身や家族にとって買える条件が揃い、また望む物件が見つかったそのとき、
たまたま低金利だったらラッキーという程度にとらえておけばいいのです。
低金利のうちに買っておくほうがトクだから今のうちに、というのは
一面的な論理なのだということを肝に銘じておきましょう。

 

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Profile

長嶋 修 (ながしま おさむ)

■国土交通大臣認定不動産コンサルティング技能登録 (1)23626号/■宅地建物取引主任者/
■経済産業省 今後の住宅産業のあり方に関する研究会 委員/■経済産業省 平成18年度住宅ストック流通促進委員会 委員/
■埼玉県 安心リフォーム普及事業 埼玉県リフォーム工事検査マニュアル作成会議 構成委員/■経済産業省 平成17年度消費者エージェント普及検討委員会 委員
■経済産業省 国土交通省 平成17年度住宅ストック利用促進研究会 委員/■経済産業省 平成16年度住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会 委員
■日本ホームインスペクターズ協会 理事長/■株式会社ライフデザイン 取締役/
■NPO法人すまひとプロジェクト 理事長/■不動産投資家倶楽部『EXCEED-X(エクシード エックス)』 主宰