


「家を建てるなら少しでも安く建てたい」
これは、万人の共通の望みでしょうね。しかし、購入当初の「イニシャルコスト」を意識しすぎるあまり、
家が長持ちしなかったり、メンテナンス費用がかかりすぎるとか、
「安かろう、悪かろう」になってしまっては本末転倒です。
そこで大切になるのが、「ライフサイクルコスト」の視点を採り入れること。
「ライフサイクルコスト」とは、建物の設計・建設費から点検・メンテナンス費・光熱費、解体費まで含む
「建物の一生にかかる総費用」です。
これで見ると、三十年しかもたない建物と六十年もつ建物とで、
単純比較はできませんが一年あたりのコストが倍近く違ってくるのです。
建物の耐用年数は、大きく二種類あります。
ひとつは「物理的耐用年数」。文字通り、建物が朽ち果ててしまうまでの年数です。
もうひとつが「社会・経済的耐用年数」。建物は住める状態で存在しても、
例えば間取りが時代のニーズにそぐわないとか、天井高が低すぎるとか、
時間の経過とともにだんだん需要がなくなってしまうまでの年数をいいます。
今の時代この立地では住む人が少ないな、といった一見建物には関係のないことも含まれています。
この二つの視点を踏まえておけば、建て替えや過度なメンテナンス費用を意識する必要はなく、
ライフサイクルの変化にも対応できる家を建てることができます。
また、いつか売ったり貸したりする場合でも借り手のニーズを満たすことができるために、
あなたの建てたマイホームは本当の意味での「資産」となるのです。
「日本人は投資しない国民だ」とよくいわれますが、それは違います。
では何に投資しているのか。それは株でも債券でも金でもなく、「住宅」なのです。
一生で一番大きな買い物。慎重にいきましょう。
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長嶋 修 (ながしま おさむ)
■国土交通大臣認定不動産コンサルティング技能登録 (1)23626号/■宅地建物取引主任者/
■経済産業省 今後の住宅産業のあり方に関する研究会 委員/■経済産業省 平成18年度住宅ストック流通促進委員会 委員/
■埼玉県 安心リフォーム普及事業
埼玉県リフォーム工事検査マニュアル作成会議 構成委員/■経済産業省 平成17年度消費者エージェント普及検討委員会 委員
■経済産業省 国土交通省 平成17年度住宅ストック利用促進研究会 委員/■経済産業省 平成16年度住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会 委員
■日本ホームインスペクターズ協会 理事長/■株式会社ライフデザイン 取締役/
■NPO法人すまひとプロジェクト 理事長/■不動産投資家倶楽部『EXCEED-X(エクシード エックス)』 主宰