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日本にも根付きつつある、欧米の常識…(後編)

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不動産コンサルタント
株式会社さくら事務所 代表取締役社長

私の人生の目的は

『日本の人と不動産のより幸せな関係を追求し

       その思想を世の中に広めることです

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長嶋 修

長嶋 修(ながしま おさむ)

そこで必要になるのが「ホームインスペクション(住宅診断)」。
ホームインスペクションとは、住宅の劣化具合や欠陥の有無、補修・改修すべき箇所やその時期、
おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務。
ホームインスペクター(住宅診断士)が目視で屋根や外壁、室内、小屋裏、床下などの状態を検査・診断を行います。費用は一般的に4万円~6万円というところです。

目視で確認しきれない部分を確認し、より精度の高いインスペクションを行いたいなどの場合には、
サーモグラフィーカメラやファイバースコープカメラなどの専門機材を駆使します。
非破壊(建物を壊さない)の範囲で、できる限りの診断を行うのです。

 

たとえばアメリカでは州によって異なるものの、
住宅取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。
また住宅に住み続ける場合でも、定期的に修繕を行う習慣があります。
これから日本においても同様に、取引時の診断、予防的な点検や修繕を行なうことが、
住文化として根付くことになるでしょう。

ホームインスペクション(住宅診断)で大切なことは、なんと言っても「第三者性」や「客観性」。
診断やアドバイスの目的に、リフォームの仕事をとりたいなどの前提があっては、
その信頼性が損なわれてしまうためです。
あくまで前述した目的に徹した、客観的な診断やアドバイスが行えるかどうかが、
利用者の信頼を得る分かれ目です。

 

日本では自然発生的に発生した、このホームインスペクション。
技術基準や倫理基準の統一化・標準化をはかり、利用者の信頼を醸成するため、
我々は2008年に「日本ホームインスペクターズ協会」の活動をスタートしました。
NPO法人である同協会には、すでに90名弱の公認ホームインスペクターが所属しており、
昨年11月に公認資格試験が行われ983名が受験、186名の合格者が輩出されました。
協会の詳細はHP( http://www.jshi.org )をご覧ください。

民主党のマニフェストにも「中古住宅」や「ホームインスペクション」「リフォーム」などの言葉が謳われています。
定期的な点検やメンテナンスの重要性、また売買時点で住宅の健康診断を行うということは、
民主党政権下においてますます加速し、今後そう遠くないうちに常識となるでしょう。

 

>> 「日本にも根付きつつある、欧米の常識…」 前編を見る

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Profile

長嶋 修 (ながしま おさむ)

■国土交通大臣認定不動産コンサルティング技能登録 (1)23626号/■宅地建物取引主任者/
■経済産業省 今後の住宅産業のあり方に関する研究会 委員/■経済産業省 平成18年度住宅ストック流通促進委員会 委員/
■埼玉県 安心リフォーム普及事業 埼玉県リフォーム工事検査マニュアル作成会議 構成委員/■経済産業省 平成17年度消費者エージェント普及検討委員会 委員
■経済産業省 国土交通省 平成17年度住宅ストック利用促進研究会 委員/■経済産業省 平成16年度住宅産業関連ニュービジネス支援策検討委員会 委員
■日本ホームインスペクターズ協会 理事長/■株式会社ライフデザイン 取締役/
■NPO法人すまひとプロジェクト 理事長/■不動産投資家倶楽部『EXCEED-X(エクシード エックス)』 主宰